ロマノフ王家が建てたロンドン・ウォール・ビルディングス

ロンドン・オリンピックの女子マラソンで、久々にシティーの街の様子を見た。

1993年10月から丸4年間、シティーで勤務していた記憶がよみがえってきた。

ラソン選手が走り抜けたイングランド銀行の脇にウォータールー・シティー線のシティー駅があり、階段を上がって、毎朝イングランド銀行の壁伝いに北上し、ロンドン・ウォール・ビルディングという荘厳なビルに通っていた。

ロシアのロマノフ王家が、ロンドンでの執務をするために20世紀初頭に建てたビルだという噂で、階段もお城みたいにきれいだった。

オフィスは2階(日本でいう3階)にあり、3人で400平方mくらいあったから、広々としていた。

窓の下には、Finsbury Circusという公園が見えて、そこで昼休みにボーリングしている人たちの姿もみえた。

ロンドン・ウォール・ビルディングスというのが住所になっていた。EC2M 5PPが郵便番号。

ロンドンの郵便番号はよくできていて、郵便番号が正しければ、それだけで住所はいらないくらいの絞りこみができる。

ロンドン時代の想い出を、少しずつ思い出してみようかと思った。