ナショナリズム

週末に「民主と愛国」の読書会合宿があり、
15,16、終章の担当をしているので
本を最初から自分の担当まで読みました
800ページ以上あって、大変でした

826ページに著者のナショナリズムの定義があります。

 心情の表現手段として「民族」や「国家」という言葉が採用された状況

しかしこれって少しわかりにくくないですか。

私なりに考えてみますと、

ナショナリズムの本質は、国家(Nation)と民族(Nation)を同一の用語(Nation)で表すことにより国民(Nation)という概念を作り出し、国民は運命共同体であると擬制する思想ではないでしょうか。

ナショナリズムを構成するものとして1国家、2民族あるいは人間集団、の二つが別個にある、
このことに注意すると本書(敗戦によって日本は国家として存在することをやめてしまったので)は理解しやすくなるのではないかと思いました