伊勢神宮、式年遷宮のシステム工学

伊勢神宮崇敬会の機関誌「瑞垣」200号に、平成25年の式年遷宮のために、神宮式年造営庁が今年1月につくられたという記事があった。なんと8年がかりで、秘書室、祭儀部(儀式課、考証課)、総合企画室、総務部、人事厚生室、財務部(財務課、調度課)、奉賽部、広報室、造営部(造営課、用材課)、神宝装束部、警衛部からなるおおがかりな組織によって、新しい伊勢神宮のお社は建てられるというのだ。
これにはびっくり。人工衛星の設計や製造は複雑だからシステム工学が必要だといっておられたのは糸川英夫先生だが、神宮の式年遷宮も衛星に勝るとも劣らないシステム管理が行われるのだと、感慨。