ミッシング・リンク

ミッシングリンク:人間は、病気によって神経中枢が麻痺して、樹… - 人力検索はてな

今日の質問は、もともともっと長かったのだけど、はてなが長すぎて受け付けてくれなかったので、あのような形にしたもの。

もともとは、

人類進化のミッシングリンク:人間はどこから来たのか、人間とは何か、人間はどこへ行くのか。この謎について考えています。

まず、人間は、地球外の生物ではなく、地球上の生物が進化したものである。
それは、人間の胎児が母胎の中でヘテロクローニーな(時間とともに形を変えて細胞分裂していく)を遂げることでわかる。妊娠初期に母が体験するつわり現象は、胎児が鰓(えら)呼吸する海洋生物から、陸上生物へと進化する時期を追体験しているときであり、同じ現象はニワトリの卵の成長過程初期にもみられるのである。(三木成夫著「胎児の世界」(中公新書)参照)いわゆるヘッケルの法則「個体発生は系統発生を繰り返す」である。

では、どうして人間のような生き物が地球上に誕生したのだろうか。
人間は、走るのが遅く、木に登るのも苦手で、野獣とまともに対決すれば必ず負ける。人間は、手先の器用さと新しいことを考え、新しい環境に適応する知恵の力で、地球に君臨した。
人間は、チンパンジーのような類人猿が進化したという考え方がある。しかし、チンパンジーが進化したのであれば、どうして体毛が消えたのか、どうして樹上生活ができないのか。
この問いに対するひとつの答えは、脳炎マラリアなどの神経系の麻痺をともなう伝染病にかかったチンパンジーの一群に求められる。
おそらくアフリカ大陸のどこかで、神経系統を損傷したチンパンジーたちは、樹上生活ができなくなり、多くは猛獣の餌食となって死んだ。しかし、ごく一部が偶然にも洞窟に安住の地を見つけて、そこで安全と安眠をともなう生活を獲得した。
そして体が不自由な分だけ、手先や頭が働くようになった。これは進化といえるが、退行的進化(regressive evolution)である。
また、新しい環境に適応するために、幼形成熟ネオテニー、成人する前の子どもが生殖活動を行って子どもを産むこと)を繰り返し、比較的短い時間(数百年)で、体毛を失い、言葉を発することができるようになり、知恵を発達させた。
われわれが今なお、駅前のスナックや隠れ家や押入れのような洞窟を好きなのは、母胎回帰願望ではなく、実は人類進化のミッシングリンクによるのだ。また、人類の悪夢に「どこからか落ちる夢」が多いのも、われわれがかつて樹上生活をしていたことの名残りであろう。
住居を建築することも、実は人工的に洞窟を、つまり他の生物が侵入してこない場所を作っているのである。都市は人工洞窟の集合であり、人間が大手を振って生きていける空間である。やや単純化していうと、人類文明とは、人工的な洞窟によって人間の周囲を取り囲み、自然や野生生物に脅えなくてよい生活を保証することであるのだ。

人間は、狡猾さと、好色さ(デズモンド・モリス著「裸のサル」参照)によって、またたく間に人口を増やし、2000年前には1億人程度であったのに、いまや63億人を越えた。人間の知恵が本当の知恵であったなら、こんなにも人口を増加させることはなかったろうし、これほどにも他の生物が生きていきにくい文明空間を地球上に広げることもなかっただろう。

人類進化をこのように説明しようと試みています。この説を科学的に否定する根拠を見つけて、教えてください。

というもの。
今朝の質問のほうが、シンプルでよかったかな。